ヌルピョンです。
今朝、うどん屋さんに向かう行きの電車の中で、久しぶりにクロムハーツのパッチもんのリングを見た。
朝から、とても心踊るモノを拝ませていただいた。
終点の京都駅までの15分、車内でやることもないので、そのリングを見つめ、昔々のことを思い出し、にやけていただろうなぁ~と思われる。
僕はアクセサリーを15年近く生業としていたが、スタートしたときはメンズのシルバーアクセサリー専門だったので、クロムハーツなどは得意分野だったのである。
パッチもんなんかは、すぐに見破れるのである。
出来のいいものでも、手のひらに乗せると、分かってしまった。
粗悪なモノなど2、3メートル先で分かってしまう。
先日も同級生の、オッサンが僕を呼び止め
「ケ~(僕のこと、フジワラ ケイだから)、これ、こないだグアムで買ってきたんやねん、クロムハーツ」
「ケ~、グアム行ったら、クロムハーツ、安安(やすやす)売ってるで~」
と言ってくるもんで、僕は、このセリフだけで、しょうもないモン、つかまされて来ているなぁ~と思った。
で、オッサンが首にぶら下げているモノを、遠目で見た瞬間、
「なんで、それがクロムハーツやねん」
と、言ってしまった。言わなくていいこと言ってしまった。
人が気持ちよく、海外で買い物してきているモノに、むげに、簡単に否定してしまった。
おまけに、今やクロムハーツなど骨董品クラスのモノで、流行のモノじゃない。
にも関わらず、思ったことをあっさりと言ってしまった。
僕は心と言葉が比例してしまう大人になりきれない人なのである。
人の気持ちを汲むことを勉強しないとね。
オッサンは、ちょっと抵抗して、言い訳してきたけど、そんなことも全部、否定して、南大門市場で売っているものをグアムのキョポが仕入れて、偽物をほんまもんとして売っていることは、とても有名な話しである。
少し残念そうにしていたなぁ~。
僕は好きでも嫌いでもなく、アクセサリーの仕事を長くしていたが、月日が経ちプロ化していっていたのであることに気づかされた。
一般の人の知識とは、遥かに開きがあるから。
同じ仕事の人と、一緒にいると、そんなこと感じなかったし、また僕は、卸業だったので、なおさらだ。同業者相手に商売していたのだから。
ボクシング、左アッパーばかり練習していたので、今日のミット撃ちで、トレーナーがいきなり
「左アッパーから右アッパーで!」
って、言ってくるもんだから、僕
「先生、習っていません」
って言ったら、
「なんで、ただのアッパーですよ。」
僕、「アッパーは左なんです。」
トレーナー「いや、バッターの打席じゃないので、右だの左だのってないです。臨機応変に対処しないと」
僕、恐ろしいほどの無知さでボクシングしてるみたいです。
で、その横のリング上で、僕の2番目の息子が、顔じゅう血だらけにしてスパーリングしていた。