こんばんわ ピョンヌルです。
今夜は昨日の続きを語ります。
3月29日 木曜日 東名高速の富士川サービスエリアで朝を迎え、マウント・フジを左手に見ながら川崎インターを目指す。相変わらず一人だ。退屈と同時に、お腹も、なんとなく減っている感じに持っていき、リニューアルされた海老名サービスエリアに立ち寄ることに。
ずいぶん変わっていた。印象として受けたのは、百貨店の地下食料品売り場と昨今、乱立する日本で最も面白くないイオンモールだの、ららぽーとだののような大型郊外店って言うのかを足して2で割った感じの場所だった。
結局、僕は
「ふう~ん」って感じで終わってしまって、焼きたてのパン屋で数個、パンを購入。250円もするメロンパンをドライブする車内で楽しもうと愛車を叱咤激励するも、いっこうにメロンパンのうまさが僕のハートに届かない。
キャッチ出来るのは、僕の口の中が水分不足で悶えているだけだ。
梅田の阪神百貨店の地下にあるメロンパン屋は、もう少しお安い値段で、僕を何度も何度も笑顔に導いてくれた。
なのに、このパン屋はなんだ~!
店の作りだけが一人前か!
とにかく僕は車内で一人なのに、ボヤいてしまった。
誰か東京方面に行く側の海老名サービスエリアの焼きたてのパン屋で、おいしいパンを教えて下さい。
でないと、僕の口が、おかしいと言うことになってしまいます。
僕は、めったに食べ物で文句は言いません。
僕の生涯で、初めて出会った。おいしくないメロンパンだった。
そんな怒りもあったのだろうか?
川崎インターで降りなければならないのに、横浜 町田インターで降りてしまった。
「痛恨」
今日は全部、メロンパンのせいにしてやろう!
ボケボケボケボケ~!
で、もう一度、高速道路に乗り直して川崎インターへ。
で、稲田堤に住むクラブアロエのベース奏者、梶野氏と合流しようとするも、この先輩
「お前、約束の時間より早く到着したから、約束の時間まで車で待機しとけ!」
やて、
「ちょっと、ちょっと、僕、どこから来てるか知ってる~!」
「京都ですよ。京都!」
「それだけ遠いと誤差が出るでしょう。」
「いたわれいたわれ、かわいい後輩を!」
でも、ひとこと
「待っとけ。」
である。
ここでも、僕はメロンパンのせいにするしかなかった。
で、梶野氏と合流して開口一番、・・・・パンの話しを火を吹くように話すも、先輩は
「ヌルピョン、時間無いから、さっさと新曲の譜面、作ってしまお。」
やて、パン屋もパン屋なら、この先輩も先輩だ。
そう3月29日はクラブアロエ春のライブイベント「橙武者」の唯一のリハーサルの日である。
笹塚のスタジオに全員集合。僕はバンドリーダーであるが、主な仕事は雑用である。コピーとったりね。
クラブアロエのリハは、ピリピリ空気が全く住んでいないアリスの国である。
体験してみたい方がおられたら、要相談。
リハでの僕の楽しみは、僕の鼻歌が信じられないような名曲に生まれ変わること。
いつも驚嘆してしまう。
それが中毒性を持っているので、僕はついついライブ前になると曲作りに励んでしまう。
いつもいつもメンバーには感謝です。
だって、僕の夢を叶えてくれるんですもん。素敵。
リハ終わりで、スタジオ近くのイタメシ屋さんでメンバー全員でお食事を摂ることに、しかし大正琴の同級生、井上が荷物を置いて行方知れずに、皆で探すも、あの巨漢は見つからず、諦めて行こうとした矢先、御大、芳垣さんが冗談で
「あいつ、ウンコちゃうか?」
と一言。
バンドリーダーの僕は便所に走っていって、トイレの外から、そこそこ大きい声で
「田吾作(子供の頃のニックネーム)、お前ウンコか~?」
と尋ねると、ウンコ出してる声で
「そうや~」
と、バンドリーダーの僕はメンバーのもとに戻り、またまた、そこそこ大きい声で、
「あいつ、ウンコしてましたよ!」
と、
「あいつカラダも大きいから、ウンコが止まらないんですよ。ちょっとだけ待ってやってください。」
みたいなやりとりがあって、僕らは食事会に。
僕は運転を、例の中卒の男に任せる決心をして、闇雲に生ビールを飲みだしたった!
僕は最高の気分で、話しに話した。みんなも楽しそうだった。
「3日後のライブ、お願いします。」で、その日は解散。
僕は梶野さんが運転する車で、梶野宅に帰るのであった。
帰りの車中も、しゃべりにしゃべった。
おやすみ。
つづく。