早いものでバンコク生活、8ヶ月目に入っているヌルピョン選手です。
こちらで何か起こすために、ようは生活基盤をなんとか構築しようと日々倦んでいるのでありますが、ここに来てようやく光が差し込んできた感があります。
ここまで語学留学生のように生活して来ていましたが、それでは兵糧が尽きれば母国の日本に帰らなければならないのです。
ここで帰ってしまうと、ただのヌルピョン旅行記で終わってしまうのです。
それだと、その時、帰国時だけの1回きりの小さい笑いしか起こせないので、不本意なのです。
タイ語も今は、読み書き全部できるようになり、小学1年生の国語教科書を使って授業をしています。
いまだにヒアリング能力は開花していませんが、これはこちらで滞在する時間が長くなればなるほどカバーできるものと信じております。
以前、日本でしていたシルバーアクセサリーのお仕事をバンコクに来てから、再度再開していますが、仕事の中身は、つかいっぱしりなので、お小遣いしかいただけないので、このままだと、どうしようかなぁ~と途方に暮れていると、神様が、小汚いヒゲ面の同級生を使わせてくれたのでありました。
僕は、日本神話じゃないけど、
「これが猿田彦なんだ!」
と思わずにはいれなくて、今では、この方は猿田彦だと思い込んで接しています。
猿田彦は、アイデアマンなのである。ただ猿田彦は名前の通り、ほんの少し凶暴なのである。
でも猿田彦のアイデアを具現化したら、晴れて日本に錦を飾る。というか、子供達と前の奥さんに僕の、はつらつとした姿を見せられるなぁ~と思うのです。
先月末、僕にもお父さんがいて、その3周忌があったのだが、僕はバンコクで根を張っているので参列できず、不甲斐ない思いで、子供たちだけを参加させる始末。
でも、いよいよバンコクにも住むことも慣れて来て、こちらに住みだしてから出来た友達も増えだして来て、なんかいい感じになって来ました。
昨日もお友達のバンドが、僕の家の近くでライブするので遊びに行ったのですが、そこで、ハードコアパンクの兄ちゃん(もうバンコク歴10年近いので年下といえど大先輩)。
タイはノリが刑務所に近いから年功序列じゃなしに、何年その世界にいるかなので、僕はルーキーど真ん中なのである。
そうそう、その兄ちゃんから何かするよう勧められ、バンド クラブアロエを作るときも、回りから何かするよう勧められたことを思い出した。
で、この兄ちゃんとは、最近よく食事を共にするので、打ち解けていて、彼が素直に、
「こういったところで一緒にたのしみましょうよ!」
みたいなメッセージを投げかけてきてくれた。とても嬉しかった。
以前にも、彼の仲間から誘われていたので尚更。
またまた、自分で自分のことが好きになる瞬間を得た。こんな感じの性格で生きて来て良かったと~。
異国に来て、誰にも相手されなかったら、それはそれは寂しいの塊に出会ってしまいます。
来た頃は、ある意味、この寂しいの塊と一緒に住んでいたような感じでしたものね。
さぁ~、働くということを覚えましょう。ヌルピョン選手。