日本を外野から見るようになって2年半近くなりました。
外野から見るようになっても、僕は日本人です。
死ぬまで日本人です。
今後、生涯タイに住んでいてもヤマト言葉を自由自在に操り続けます。
僕は極東アジアの島国に生まれ落ちて、誇りに思っています。
こんな特殊なところに生まれ、自分の奇跡に「したり顔」
僕が幼い頃、受けていた教育は、日本人のアイデンティティーを何1つ教えてくれなかったような気がします。
反省の教育を受けていたような感じがします。
僕が思うに、戦争をした反省じゃなく、戦争に負けたことを反省すべきだと思います。
結果、ここまで戦勝国に振り回されっぱなしです。もういいでしょう、70年も経ちましたよ。
日本は、世界的にも類を見ない歴史の長さを持っている国です。世界一です。
こんなことすら学校で教えてくれませんでした。
海に囲まれていた地形も大いに関係し、独特な文化を育んで行きました。
これまた教えてもらえませんでした。
いつもいつも中国大陸から朝鮮半島を経て、なにもかも入ってきたかのように教えてもらいました。
そんなことは、ありません。
仏教は、確かにこのルートで入って来ました。
鉄器は朝鮮半島から輸入していました。
でも、昔々から日本は独自の文化を持ち発展させてきたのです。
現に縄文式土器は、世界最古です。
これすら教えてもらっていませんし、どうして歴史教育は旧石器時代から教えるのでしょうか?貝塚を教えることは、そんなに重大か?
こんなのは考古学です。
歴史は記録があって始めて成り立ちます。
じゃあ記録が、多く残る現代から遡って教えて行くのだ妥当だと思います。
でも、現実は原始時代から教え始めるので、時間が足りなくなって、明治維新から先は、えらい早足になって教えて行きます。
記録十分のここからゆっくり教えないと行けないのに~。
そして、日本人を形成して行った江戸時代をもっともっと教えないと行けません。
いま残る日本の風習は、この頃生まれたものが、ほとんどだからです。
また、江戸文化は、大衆文化で、いつもいつも下から巻き起こり、お上まで巻き込まれて行くんです。
そんな国、この世でございませんし、識字率もまた世界一でした。
こんな大事なことも教えてもらえませんでした。
また歴史と言う言葉自体を作ったのが、誰か?
「はい。日本人です。」
明治に入り、西洋の言葉に当て嵌まるものを先人の日本人は、漢字を屈指して作り上げたのです。
「機械」「電車」「自動車」「汽車」「扇風機」「電話」「国語」「社会」上げれば、きりがないです。だって、ほとんどなんですから。
それを当時、留学に来ていた中国人留学生が持って帰ったんです。
だから、坂本竜馬、高杉晋作、西郷隆盛などの偉人の事柄を教えるより、
「今ある漢字は、ほとんど日本人が作ったんですよ~。」
と言うのを教える方が大事なんです。
日本の歴史教育は、事柄ばかりを教えるから、ただの暗記科目と思われるのです。
それは、大きな勘違いです。
また、日本史を教えるとき日本の動きだけを教えるから、さらに滑稽なことになってくる。
今の世の中と照らし合わせれば、分かるでしょ。
他の国と連動しているのです。今も昔も。